私の海外旅行と言えばフランスです。
星付きレストランで料理を堪能するのが大好きで、前回行ったレストランは店内の周りは全てガラス張りで
外は紫陽花に囲まれ その紫陽花にライトを照らすと店内が花の中で浮かび上がり その中でのディナーはまさに夢心地です。
アペリティフ(食前酒)にはキールロワイヤル、アントレ(オードブル)はフォワグラのテリーヌ、ギャルソンがソーテルヌ(白の甘口ワイン)を合わせてくれます・・・・
ヴィアンドゥ(肉料理)は仔羊の香草パン粉焼きを選び、ロゼ色に焼きあがったお肉はこれ以上の物が無いくらいの美味しさです。
デセール、フロマージュ・・・・と続き 料理といい、雰囲気、ギャルソンのサービスといい もー 最高です、何回行っても女王様気分になれるのです。
今年も予約を入れよーかなと思っていた時 友人のY美から「今年はアメリカに行かない?」と誘いが有りました。
Y美は私とは高校、大学と同級で某大学の准教授をしており、本も何冊か出して、テレビにもコメンテータとして何回か出たことがあります。
友人の中で共にまだ独身のせいか気があいます。
今回は本の印税が思ったより多く入ったとかで
旅費を半分だしてくれると言ってきたので迷ったあげく行く事にしました。
Y美は私の趣味がフランス料理である事を知っているいて
てっきりアメリカの有名料理店に行くものとばかりに思っていたので
私は飛行機の中から素敵なレストランと料理の期待で思いが膨れあがっていました。
ところがアメリカに着いて向かった先が何と男性ストリップ場です。
「何なのここは」私はあまりにもショックと絶望感で声も出ません。
「たまにわ息抜きしなくちゃ」と楽しそうに言っているY美とは「絶交してやる」と心に決めたものでした。
しかしここで1人で帰るわけにもいかず、どうしょうかと思っているうちにY美のアメリカの友達2人が現れて
あらかじめ用意してあるチケットを渡された勢いで4人でストリップ場に入って行きました。
アメリカの男性ストリップショーでチッペンデールは私も聞いた事が有りますが、ここは違う劇場みたいです。
会場へ入るとただ椅子が置いて有るだけで「何ここは」と思った瞬間きらびやかな照明と大音響と共にイケメン系の男達が客席付近から一斉に登場しステージに駆け上がります。
ほぼ全員が女性で満席の観客から「ギャー」と絶叫に近い悲鳴が大音響の音楽より大きく響きわたり
はやくもイスから立ち上がり興奮気味です。
凄い盛り上がりです、ストリップといってもあまりエロさを感じず、ショーとしても一流ですし
鍛え抜かれた肉体は本当に素晴らしいと思います。
色々な職業の衣装を着たイケメンダンサーが出て来てセクシーダンスをしながら一枚づつ脱いで行き
最後のパンツ一枚になった時
隣のY美は目がランランに輝いて「脱げー」と他のアメリカ人と一緒になって興奮しながら大声でさけんでます。
こんな興奮したY美を見たのは初めてで、チップをパンツに挟む時など凄く慣れているみたいです。
それにしてもアメリカ人は凄いです、楽しくショーを見るなどのレベルでなくパンツを脱いで全裸になった時は
「ギャーーー」と叫びで今にも失神するんじゃないかと思う位です。
その時は大切な部分は手のひらや帽子で隠すので残念ながら見れませんがそれがまた演出の内でした。
私はチップなど知らずにただただ見入っていただけで声も出ません。
最後に効果音がドーンと響き場内が真っ暗になります、しばらくして、きらびやかな照明の中に全裸のイケメンダンサーが10名横一列に立っています。
今度は何も隠していません。
この時の場内の悲鳴近い絶叫は言葉には表せない位初めての経験です、勿論私も子宮がうずく位興奮しました。
まだ2本しか見た事が無い私にとって10本のおちんちんを一度に見るのは衝撃でしたが不思議といやらしさは無くむしろ芸術品を見てるようです。
10本全て色も大きさも違い、小さい物は5センチ位、大きい物は30センチ位あります。
あれは痛いだろうなと思わず思ったものです。
後で分かったのですがY美は最近マスコミに少し知れてきたので、もしバレた場合友人に無理やり誘われたと言い訳する為に私を誘ったみたいです。
先日もテレビでアベノミクスとか集団的自衛権の解説を真面目な顔で話してましたが
誰も男性ストリップ場で「脱げー」などと大声でさけんでいるなど想像する人は居ないでしょう。
私も次はフランス料理よりもストリップのほうが良いかな・・・と心が傾いています。
- 関連記事
-